2015年12月15日火曜日

古代ギリシア遠近法

by suzuken

古代ギリシアの遠近法はルネッサンスの一点透視図法とは違っていたようだ。
①が古代に使われていたと言う遠近法。
②がルネッサンスの遠近法。
我々がよく知っている遠近法(一点透視図法)だ。

From A.M.G. Little 「Perspectives and Scene Painting」


ルネッサンスの遠近法が平面の画面に映し出すのに対して、古代ギリシアの遠近法(※古代遠近法と略す)は曲面の画面に映し出している。

一点透視図法の欠点は、基点から離れれば離れるほど、その形に歪みが出てしまう事だ。
その点、この古代遠近法はその歪みがうまく修正される方法であると思う。


この方法が古代ギリシアの劇場で使われていたのではないだろうか?

確かにこの古代遠近法であれば、ビューポイントから多少はずれてもそんなに歪みは多くないだろう。(これは実際に実験してみる必要がある。)


ボスコレアーレの壁画もカーブを使う遠近法ではないが、一点透視図法のように一つの消失点ではなく、上下の垂直方向に多数の消失点を使い描かれている。

なるほど、古代の人は人間の目にとって自然に見える方法を知っていたのだと思う。

ボスコレアーレのフレスコ画


From A.M.G. Little 「Perspectives and Scene Painting」p487-495



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